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【令和3年度コロナ禍で更に辛い想いをしているひとり親家庭アンケート第2弾調査報告】

新型コロナウイルス感染拡大という未曾有の災禍は、まだまだ予断を許さない状況にあります。平常時から経済面、生活面で大変なひとり親家庭においては、更に大変さが増していることと思います。そして、お子様のご卒業という節目にコロナ禍が加わり、様々なご苦労があったことと推察します。今回のアンケートを通して、コロナ禍によるひとり親家庭の生活の変化及び今後の生活の上でのお悩みやお困りごとをお聴きし、皆様に少しでも明るい笑顔と元気をお届けする活動に繋げていくため、更に、行政へも皆様の声をお届けして、今後の支援施策検討の方向性に役立てていただくためにアンケートを実施しました。

調査の概要

【調査対象】愛知県内に在住の中学校・高等学校等卒業の子どもを持つひとり親 

【調査方法】オンラインでの回答 

【調査期間】令和3年3月4日(木)〜令和3年3月26日(金)

【回 答 数】349

【調査項目】

  • 新型コロナウイルス感染拡大の影響(仕事・収入・出費・子どもの進路選択への影響・子どもの学生生活に係る経済的負担)
  • 今後の生活における困りごと、悩みごと
  • コロナ禍での不安や悩み
     
結果の概要

【新型コロナウイルス感染拡大の影響】
仕事:「仕事がなくなった・仕事の量が減った」58% 6割弱
収入:「収入がほとんどなくなった・収入が半分程度になった・半分までではないが収入が減った」63% 6割強
出費:「全体として支出(出費)が増えた」80% 8割
子どもの進路選択への影響:「家計の影響による進路変更があった」22% 2割強
子どもの学生生活に係る経済的負担:
 「塾や資格取得など学校外でかかる教育費」54.2% 5割以上
 「進学や就職など進路に関わる費用」54.2% 5割以上  

【今後の生活における困りごと、悩みごと】
「出費の増加」が7割以上、「子どもの就学資金」「子どもの進路や将来について」が6割以上 「自分のストレス」が4割以上、「収入の減少」「健康」が4割弱

【コロナ禍での不安や悩み】
「生活費」47.3% 「子育て・教育」33.2% 「新型コロナウイルス感染」19.5%


新型コロナウイルス感染拡大の影響《出費》について
「全体として支出(出費)が増えた」が8割を占める。
これは、アンケートの対象者自体が、中学卒業、高校卒業の子がいる世帯であり、子どもが、高校進学・大学進学・専修学校や各種学校等に進学・就職等することにより、通常時よりも出費が増えたことが推察される。(≪子どもの学校生活に係る経済的な負担について困ったことがあったもの≫の回答から、54.2%の世帯が進学・就職など進路に関わる費用で経済的に困ったことがあったと回答している)
そして、コロナ禍で収入がなくなったり、減ったりしている世帯が63%もあり、全体として支出(出費)が増えた世帯が80%占める状況は、コロナ禍で、更に辛い想いの困窮度が増したひとり親家庭が多くいることが推察される。
また、18歳の年度末で児童扶養手当の受給も終了し、大学生・専修学校生の子どものアルバイトもコロナ禍で困難な状況にあり、世帯収入が減少し、更に困窮度が増す家庭が増えていることも推察される。


新型コロナウイルス感染拡大の影響《子どもの進路選択への影響》について
「家計の影響による進路変更があった」が、2割強を占める状況は、想像したより大きな割合であった。
コロナ禍での家計の影響による、子どもの将来にも係わる進路変更があった状況は、貧困の連鎖に影響しないか、更には、子の精神的影響はないか等、今後検証していく必要を感じている。


コロナ禍での不安や悩みについて
コロナ禍での不安や悩みは、相変わらず「生活費」が5割弱と大きな割合を占める。ワクチン接種が始まったこともあってか、「新型コロナウイルス感染」に対する不安や悩みは大きく割合を下げている。反対に、進学や就職が目前だった子どもを持つひとり親を対象とした調査であったので「子育て、教育(子どもの将来を含む)不安や悩みを持つものが、倍になり、3割強を占めた。
コロナ禍で更に辛い想いをして、将来の進路をあきらめることの無いように、ひとり親家庭の子どもの学習支援、キャリア教育の強化、給付型奨学金の充実が必要だと強く感じる。

【自由記載より】

仕事・減収

・大切な時期に、コロナ禍で先月仕事を失った。子どもが寂しい、嫌な思いをしないかと心配

・今は失業手当を貰いながらバイトをしていますが、仕事がなくこの先が不安。

・コロナ対策をするために仕事量は増えましたが収入は変わらず。職は年更新の契約のため不安です。

・すごくお金が必要なのに、仕事も減り収入も減りとても苦しいです。

・コロナで収入が減り、また子どもが入学などと重なり、子どもたちには不憫な思いをさせてると思うと心が苦しい。

・コロナの影響で副業の収入はゼロ。本業の収入も減額で出費ばかりが増えて大変厳しい状況が続いています。

・失業して収入が0円なのに、前年度の収入額に対して支給額が変わるからと区役所で言われ、児童扶養手当を満額から月25000円に減額され、家賃が払えず、頼れる親族もおらず、自殺を考えた。

・自動車部品製造工場に勤務していますが、先日派遣切りがあり、外国人は、仕事の量も減りつつあるので、自分のこれからが不安。

・2年の裁判の末、今年の3月に離婚が成立。相手方とは和解案で成立したが、養育費はまだ1円も貰っていない。私のパート代だけでは苦しい。

・今は、なんとか生活出来ていますが、派遣社員ですので、コロナが落ち着かないといつ派遣切りにあうか不安。正社員での雇用を希望。

・子ども達が、自閉症になったため仕事が出来なくなった。

・コロナに感染して入院したため仕事が減った。

・コロナの前に失業したが仕事が見つからない。

進学・就職の影響

・長男の教科書代や次男が来月から中学生になるのに制服や必要な物を買える自信がない。

・4月からは児童扶養手当の支給もなく不安ですが、娘もアルバイトを始め、国からの大学無償化の補助金もあり何とか夢へ向かって進めそうです。

・卒業入学の年なので何かと出費がかさみます。

・自閉症スペクトラムを持ってる娘なので、高校卒業後の進路にとても不安を感じています。今でも特性が邪魔して普通にバイトさえ出来ていないので、この先自立していけるのか不安です。本人も不安がってます。

・進学準備でものすごくお金が必要なのに、仕事も減り収入も減りとても苦しい。

・高校合格後に頂いた資料を見て出費が想像以上に多く愕然としました。祝いごとなので喜んで購入するべきなのでしょうが、割り切れずにいる自分が情けなく思います。子供もその様子を感じとっているのか、合格後も口数が少ないように感じます。親として申し訳ない気がして仕方ありません。

・英語や勉強の塾に行かせたいが、金銭的に難しく将来子供が希望する進学に行かせてあげれる自信がなく不安

・子ども達にも我慢させすぎないように、毎日頭を悩ませながら、コロナが収まる事を願っています。

・子どもが大きくなるにつれて出費が多くなり不安

・長男が発達障がいの為中学受験を考えている。進路先での授業料が不安

・入学する学校指定の物が高くてとにかくお金がかかる。どう生きていけば良いのかわからない。

・上の子が22になりましたが、高校の奨学金を借り入れ、現在本人が支払い中。しかし、その子の職が安定せず、生活費や、返済等で、負担せざるを得ない。

・長女は春から看護師の予定ですが、次女はこれから就職活動になるので、親としては、次女が仕事にありつけるのか心配。

・大きくなりになるにつれ出費が嵩む一方です。

経済面

・困窮して生活に困っています。

・生活保護切られ 手当や少ない貯金で生活している。

住宅

・今、UR団地に入居してるんですが今年から家賃が上がります。何年も市営住宅に応募していますが当選しません。今後が不安でしかありません。

子どものこと

・子どもが不登校だと、仕事のときに留守番させることになってしまうのですが、それを市役所の支援員に「虐待(ネグレクト)だ」と言われたことがあり深く傷つきました。母子家庭の不登校は友だちにもいますが、本当にキツイです。

・子どもの受け入れ先がなく、フリースクールはお金がかかるし、ファミサポは他人の家に行きたがらない子にとっては何の意味もありません。

・子どもが軽度の自閉症スペクトラム障害と言われ不安な事や心配なことはありますが、頑張っていくだけです