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【令和3年度コロナ禍で更に辛い想いをしているひとり親家庭アンケート第3弾調査報告】

新型コロナウイルス感染拡大という未曾有の災禍は、まだまだ予断を許さない状況にあります。平常時から経済面、生活面で大変なひとり親家庭においては、更に大変さが増していることと思います。そして、コロナ禍も第4波第5波が猛威を振るい、収束がみえない状況下において、今までも、これからも様々なご苦労があることと推察します。コロナ禍で更に相談が増えました『養育費』についての設問も追加しています。今回のアンケートを通して、コロナ禍によるひとり親家庭の生活の変化及び今後の生活の上でのお悩みやお困りごとをお聴きし、皆様に少しでも明るい笑顔と元気をお届けする活動に繋げていくため、更に、行政へも皆様の声をお届けして、今後の支援施策検討の方向性に役立てていただくためにアンケートを実施しました。

調査の概要

【調査対象】愛知県内の20歳未満の子どもを持つひとり親家庭

【調査方法】オンラインでの回答 

【調査期間】令和3年5月6日(木)〜令和3年10月20日(水)

【回 答 数】1,797世帯

【調査項目】

  • 新型コロナウイルス感染拡大の影響(仕事・収入・出費・出費が増えたと思うもの・養育費について・養育費の取り決め状況コロナ禍で養育費の影響)
  • 今後の生活における困りごと、悩みごと
  • コロナ禍での不安や悩み
     
結果の概要

【新型コロナウイルス感染拡大の影響】
仕事:「仕事がなくなった・仕事の量が減った」60.9% 6割
収入:「収入がほとんどなくなった・収入が半分程度になった・半分までではないが収入が減った」69.8% 7割
出費:「全体として支出(出費)が増えた」82% 8割以上
養育費について:「受けたことはあるが、現在は受けていない・受けたことがない」68.3% 7割弱
養育費の取り決め状況:債務名義を有していない「取り決めをしていない・協議で取り決めたが文書記録はない」56.1% 6割弱

【コロナ禍で養育費の影響】影響があった方(508人中)
「コロナ禍で減額になった」が19.3%、「コロナ禍で養育費を要求したい」が17.9%「コロナ禍前から不払いであるが、養育費の申立てを検討」が17.1%「コロナ禍で不払いになった」が15.4%、「コロナ禍で減額の申し出があった」13.2%

【今後の生活における困りごと、悩みごと】
「出費の増加」が7割以上、「子どもの就学資金」「子どもの進路や将来について」が6割以上 「自分のストレス」が4割以上、「収入の減少」「健康」が4割

【コロナ禍での不安や悩み】
「生活費」39.0% 「子育て・教育」26% 「新型コロナウイルス感染」22% 「仕事」13%
















【自由記述】

  • 和解離婚しましたが全く1円も貰えません。弁護士さんからも連絡して貰ってますが会社も辞めていて応 えてくれません。DVでしたので強く言えません。養育費未払いの罰が欲しいです
  • 学校費の支出が多く、辛いです。修学旅行や卒業に伴う積立なので母子家庭であっても払わざるおえなく、そちらで支出が増えた分生活が苦しいです。先月の家賃が払えませんでした。
  • コロナ禍もそうですが、コロナ禍以前から母子家庭で生活が困窮していて、さらに子供の成長期も重なり、食費、生活費、塾代と支出ばかりが膨れ上がり、毎日食事も子供が満足する量が出せずにいて、心苦しいです。自分自身もストレスで体調不良が何年も続き、体調の変化に耐えつつ騙しだましで生活しているので、先々も不安です。
  • 収入が減り、生活費を削るしかない現状に不安です。
  • コロナで突然、今月末で契約終了と職を失いました。
    四年前に今後揉めないように離婚訴訟までして養育費を取り決めたのに数ヶ月のみ支払われ、全く支払わなくなり連絡もありません。離婚訴訟までしても、逃げ切れてしまうような今の状況を法で変えて何とかしていただきたいです。
  • コロナ禍前に比べると、仕事が休業になったり、残業がなくなるなどパート収入が減り不安定な状況が続いており、子供達にも我慢を強いる生活が続いているので、少しでも早く安定した生活が送りたいです。
  • コロナで倒産し、再就職も正社員の採用がなくパートでやっと採用されました。
    面接でもなぜ母子家庭になったのか、なぜ離婚したのかなどの質問を受ける事が多く、精神的にも辛かったです。
    早く母子家庭であることにも偏見のない世の中になって欲しいと切に思います。
    子供達は大きいので手は掛かりませんが、大きくなった分男の子2人の食費がかさむようになり、パートの収入でのやりくりが大変です。
  • パートでシフトが削られ、正規雇用の生命保険会社へ転職しましたが、ノルマが厳しかったり、個人事業主となるため、経費が嵩むので、苦しい状況から抜け出せた訳でもなく、ただ今を必死に生きているといった状況だと思います。
    家でもピリピリし、子供たちと関わる時間も減り、働かなければ生きていけないので、コロナ感染の不安も常にあり、苦しいです。
  • 昨年失業し、現在パートをしながら求職しているが、コロナ禍のため、求人数が激減し、また高校進学の経費もかかるため、貯金を切り崩しながらの生活になってしまった。
  • 時間短縮で仕事の働く時間も減り思うように収入が得られない為、いつまで続くかわからない不安があります。
  • ボーナスがほぼなくなり、月額給与も15%カットになっています。副業も感染を考えるとできず、支出ばかり増えるので特に子どもの長期休みは支出が増えるので厳しいです。
  • 子父に養育費を一切払う気がないと言われています。
    仕事も子供が小さいうちは正社員で働くことが難しく、収入が少ないので生活費が少なく不安です。
  • コロナの影響で仕事が減った時に繋ぎとして始めた仕事が半分くらいの収入。減った仕事が完全に休みになり、半年後には解雇になってしまい、希望がなくなり、繋ぎとして始めた仕事をそのまま続けるしかなく、でも半分しか稼げてないので家賃でなくなってしまう。かといって、新たにまた他の仕事を探すのも難しそうで、色々困ってストレスもすごく感じる。
  • 養育費をきちんと支払われるような法改正を望んています!逃げ得で大変な苦労をするのは将来を背負っている子どもたちです。
  • 夏休みにはいり、1日一食とかになりました。お風呂もシャワー3分以内で、扇風機のみ。今は公共料金の支払いおくらしてもらってますがあとから一気に払うとなるとあとは食費しか削れません。進学もあきらめなきゃいけないかもで、不安です。
  • 離婚後、介護職を5年間続けてきましたが、無理が重なり、うつになってしまい退職しました。転職しましたが、コロナの影響で仕事は減り、収入がとても不安定になってしまいました。
    体調も完全に戻っておらず、不安な毎日です。お金を使う事が怖いとさえ思う事もあり耐えるのみです。無力な自分で悔しいです。
  • 養育費が公平にきちんと支払われるような法改正を願っています。
    実子が困窮し、知らん顔で父親は贅沢出来るような日本の養育費支払い義務の法改正がなされますように!!!
  • 元夫と養育費の取り決めをしていたのに本籍地の住所地も勤務先も取り決めをした2ヶ月後に変えてしまっていた。
  • 個人事業主なのでコロナ給付金の給付でなんとか生活できていますが、収入の減少で生活費はマイナスです。
  • 子どもが家にいる期間が長いと食費、光熱費などが増えた。働かないわけにはいかないが、非正規で今後収入が増えるわけでもなく、幸せそうな家族連れを見ると辛いと思う。
  • 接客の仕事の為、時短営業がずっと続き収入が減ったままなのがすごく不安です。
  • 光熱費の値上がりと収入減で生活に困ってます。
  • 食費に困っています。家賃光熱費払える分の給料がないので転職したいが中々みつかりません。
  • コロナで仕事がなくなり、繋ぎでしていた仕事を今も継続しているが、収入が半分になり、とても不安に思う。
  • 従来の仕事は減ったが、コロナ対策など新しく仕事が増えて教務が煩雑になった。残業が減ったので手取りは減ったが、勤務時間内の疲労はむしろ大きく負担が多い。
  • コロナの影響で7月に職を失った。次の仕事も見つからないまま今現在です。
    失業手当をもらいながら生活はしていますが全然足りないので早く仕事を見つけて働きたいと思っていますがなかなかありません。生活していけるか怖いです。

【コロナ禍で更に辛い想いをしているひとり親家庭アンケート結果報告】 (中央共同募金会「スマイルBOX」申し込みのひとり親に調査1,797世帯)あとがき


国の統計などに等しく、「契約社員や非常勤・パート・アルバイト」の非常勤雇用の割合は6割弱を占め、不安定な雇用形態のひとり親が多いことがわかります。 

未曾有の災禍の中、経済が止まると真っ先に、不安定な雇用形態の者に影響が出たようで、「仕事がなくなった・仕事が減った」が5割を占め、「収入がなくなった・収入が減った」が6割を占めるという悲惨な状況となっていました。(第1回目調査の結果)今回第3回目のアンケート調査では、長引くコロナ禍で、状況は更に深刻化し、「仕事がなくなった・仕事が減った」が6割強を占め、「収入がなくなった・収入が減った」が7割弱を占めるという悲惨な状況となっています。

仕事が減ったり、収入が減ったりの世帯が多く占める中、出費が増えたが8割ありますので、コロナ禍で、困窮度が更に増しているひとり親家庭が多いことが読み取れます。

今回、コロナ禍で、子どもの権利であり、民法で定める扶養の義務の養育費の支払いの状況とコロナ禍での影響についての調査項目を加えました。国の調査よりは養育費を継続して受け取っているものの、3割に留まっています。7割の親が扶養の義務を果たしていない現状に悲しくなります。そして、コロナ禍で、不払いになった。減額の申し出があったとの自由記述に、子どもの笑顔が更に失われることを危惧します。また、自由記述から、仕事のこと、子どものことや生活のことで辛い想いをしている方々が大変多いと推察されます。相談する人が身近にいない。等の自由記述もありますので、今後益々ひとり親家庭の相談窓口の機能強化に努めていきたいと考えております。 

コロナ禍終息はまだまだほど遠く、収束にも時間がかかる状況にあると思われます。今後とも愛知県母子寡婦福祉連合会としましては、職員一同、感染対策に充分配慮して、学びの機会をなくさないように、就業支援講習会始めセミナー研修会を始め、養育費相談、法律相談、就業支援、就業相談等の各種相談や、「今後の困りごと」に対しても、アンケート結果を踏まえて、寄り添い型支援を強化していきたいと思っております。