令和5年2月長引くコロナ禍と物価高で更に辛い想いをしているひとり親家庭アンケート
篤志家「由子さん」の温かいご厚意のご寄附をもとに企画した「スマイルBOX」申し込み者を対象としたアンケート調査R5.2
長引くコロナ禍は4年目を迎え、コロナの分類も5月には第5類に分類されると発表がありました。マスク着用のルールは緩やかになってきていますが、まだまだコロナ禍前の平常時とは違い、感染者も増えたり減ったりと不安な状況にあります。平常時から経済面、生活面で大変なひとり親家庭においては、急速な物価高が追い討ちを掛け、更に困窮度が増している家庭が多いことと推察されます。物価高で更に生活が苦しくなった。副業を始めないと生活ができない。などの相談が増えました。今回のアンケートを通して、長引くコロナ禍や物価高の影響、お子様の様子など、ひとり親家庭の生活の変化及び今後の生活の上でのお悩みやお困りごとをお聴きし、皆様に少しでも明るい笑顔と元気をお届けする活動に繋げていきたいと思っております。更に、行政へも今後の支援施策検討の方向性に役立てていただくよう、皆様の声をお届けしていきます。
調査の概要
【調査対象】愛知県内の20歳未満の子どもを持つひとり親家庭
【調査方法】オンラインでの回答
【調査期間】令和5年2月10日(金)〜令和5年2月21日(火)
【回 答 数】745世帯 【調査項目】
- スマイルBOXアンケート
- ひとり親世帯対象支援について
- コロナ禍と物価高の影響(仕事・収入・支出・生活の様子
- 出費が増えた項目
- 家計の工夫・見直したい項目・コロナ関連給付金等受給状況等)
- 子どもの様子
結果の概要
【ひとり親世帯対象支援について】
受けたことがある:「受けた 85%」支援策を知っている: 「知っている 82%」
【新型コロナウイルス感染拡大の影響】
仕事:「仕事がなくなった・仕事の量が減った」44% 5割弱
収入:「収入がほとんどなくなった・収入がかなり減った(半分程)・少し収入が減った」63%6割強
支出:「かなり増えた・少し増えた」90% 9割
【生活の様子】
「かなり苦しくなった・徐々に苦しくなっている」97% 10割弱 家計の工夫、負担が大きい項目、見直したい項目
【物価上昇を感じるもの】
「食料全般」が50% 「光熱・水道費」が46%
【コロナで子どもは現在不安を感じているようですか】
「非常に感じている・ある程度は感じている」が59% 6割弱
【不安を感じている原因】
「勉強」が25% 「進路」が21% 「コロナ」が19% 「友人関係」が14%
【現在最も必要なこと】
「経済的援助」87% 「精神的援助」17% 「人とのつながり」14% 「育児援助」9%
≪コロナ前と比べて仕事状況の変化≫ (自由記述)
- 転職した。
- コロナの頃失業して、現在少しずつ仕事を始めた。
- コロナのタイミングでいじめを受けていたので退職。現在無職。
- 病気になって仕事を休んでいる。
- コロナ前は婚姻関係があった為パート程度だった。
- コロナ感染したことで有給休暇を使い果たし、その後は欠勤扱いになってしまった。
- 退職した。
- 仕事が一つでは不安になったので、3つ掛け持ちにした。
- 正社員に転職したが、あまりよくない会社で、精神的に身体を崩し退職、無職になった。それと同時に保育園でインフルエンザの学級閉鎖、子もインフルエンザ等で登園できず、就職活動もできずに焦ります。
- 廃業した。
- うつ病で仕事がなくなりました。
≪コロナ前と比べて支出の変化≫ (自由記述)
- 光熱費 食費
- 光熱水費や食品の高騰
- 家族の在宅時間が増え、光熱費や食費、衛生用品の出費が増えた。
- 就職した上の娘がうつ病になり自宅に帰ってきたため、生活費や光熱費、食費も倍掛かる用になり、 負担が増えた。
≪支出増えた品目≫ (自由記述)
- 入学準備
- 子どもの学用品
- 入学準備費用が昨年度入学した人に聞いていたより価格が高い。
- コロナ感染流行で保育園が休園の為、別の託児所に預けた託児所代
- 学校が休校になり昼食代が増えた。
- 自動車のガソリン代
- マスクなどのコロナ関連備品
- マスク、消毒などの衛生用品支出
- 子どもが精神疾患を患っており、メンタルケアに必要な出費増。
- 自身が病気になり、通院、自宅療養により医療機関の支出が増えた。
≪家計の工夫 自由記述≫
- 外出を控えガソリン代を減らす。
- ガソリンの給油は割引きの日にしか入れない。
- ガソリン代高いので車を使わない。
- 服や靴は古着を買う。
- 自分の服や化粧品の購入は辞めた。
- 自分の服はなるべく買わない。
- 寒い部屋で凌ぐ。
- 民間の生命保険解約した。いざという時のために掛けてたけど払える余裕がない。
- 保険の見直し
- 保険の解約と減額
- 生命保険と自動車保険の見直しをした。
- ポイントや広告をチェックしてお得に購入。
- 食料品は見切り品を優先に購入。
- 夜のスーパーの値下げ品を狙って食材を買う。
- 食事の内容を見直し。
- 食費を減らした。
- 節約料理と品数を減らした。
- 割引シールの貼られる遅い時間帯に買い物に行く。
- 買い物の回数を増やした。その日使うものはその日に見切り品を購入。
- その日の見切り品で献立を考える。
- 食事の時の品数を減らした。
- 食べる量を減らした。
- 食事の品数を減らす。
- 値引き食材だけを買う。
- プロパンガスが高いので電子レンジで調理することに心掛ける。
- 十分食べられない。
- 子どもの習い事を見直した。
- 子どもの習い事を減らした。
- レジャー娯楽の回数を減らした。
- それでも限界がある。
- 休日は、なるべく公園などお金の掛からない遊びをする。
- 外出や旅行などすべてできなくなった。
- 入浴の回数を減らす。
- いつもギリギリにしているのでこれ以上削れるところがなくて困っている。
- 今もギリギリなので切る詰める所がない。
- 家計を見直しをして無駄な食料品の消費量自体を減らしたが、結果子どもの体重も伸び悩んでいる。
- 美容院は年2回。
≪子どもの不安の原因 自由記述≫
- 病気
- 子に持病があるのでコロナが出ると学校を休まざるを得ない。マスクを取ることや5類になることに不安を感じている。
- 金銭的に我慢しようと話したから不安がっている。
- 貧乏なことを不安がっている。
- お金に関して。
- お金
- 家庭の状況をある程度理解しているので、買うものを遠慮したり、経済的な不安をたまに口にする。
- 経済的なこと。
- クラブチームに所属しているが、その費用(月謝、遠征費等)を心配している。
- 親に収入がないことを気にして遠慮するようになった。
- 母が亡くなり、お店も無くなり、私も死んでしまうと不安に思っている。
- 学校が終わっても母が居ないので寂しそうだ。
- 母が家にいる時間がないこと。
- 受験のこと。
- 登校しぶりがあり、学校に行くのが楽しくないようだ。
- 学校に行きたくない。
- 不登校(腹痛)
- 健康不安
- 2学期から体調不良で学校を休みがちになっている。
- 卒業入学がみんなと出来なかったらと不安がる。
- マスク生活
≪現在最も必要なこと 自由記述≫
- スキルアップのための経済的時間的余裕。
- 仕事のスキルアップ、人脈作り。
- 精神疾患を治すこと。
- 発達障害などのサポート支援。
- 娘の看護援助(訪問看護受ける予定)
- 障害児を持つひとり親も結構多いと思います。障害児を持つひとり親家庭への経済的支援や精神的支援。
- 健康な身体(コロナに感染してから体調が良くないため)
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