「江南山諦導寺ご寄付」&「名古屋グランパス様&バローホールディングス様フードドライブご寄贈」をもとに実施の「スマイルBOX」申し込み者を対象としたアンケート調査
R6.9月30日~10月17日
コロナウイルス感染症は、第5類に分類されてから1年5か月が経過したものの、感染状況は緩やかに悪化しており、未だ不安要素を残しています。加えて食料品と生活用品の止まることのない物価高騰の追い打ちは、平常時から経済面、生活面で大変なひとり親家庭においては、更に大変さが増していることと推察します。
まだまだ自分や子どもがコロナに感染して仕事を休み、減収で生活が苦しいなどの相談も入ります。給食の無い夏休みに出費が嵩み更に苦しくなっていることと推察されます。今回のアンケートを通して、長引いたコロナ禍や物価高の影響、ひとり親家庭の生活の変化及び今後の生活の上でのお悩みやお困りごとをお聴きし、皆様に少しでも明るい笑顔と元気をお届けする活動に繋げていきたいと思っております。更に、行政へも今後の支援施策検討の方向性に役立てていただくよう、皆様の声をお届けしていきます。
調査の概要
【調査対象】愛知県内の20歳未満の子どもを持つひとり親家庭
【調査方法】オンラインでの回答
【調査期間】令和6年9月30日(月)〜令和6年10月17日(木)
【回 答 数】786世帯
【調査項目】
- スマイルBOXについて
- 2023年5月以降の生活(仕事・収入・支出・家計の工夫)
- 子どもの様子(不安不安の原因・最も必要なこと)
- ひとり親世帯対象支援について(子育て世帯を対象とする支援の利用経験・ひとり親世帯を対象とする支援の利用経験)
- 家庭状況(世帯状況・年代・住んでいる自治体・子どもの人数・子の就学状況・親の健康状態・子の健康状態)
結果の概要
【仕事の状況の変化(2023年5月以降の生活)】
「仕事の量が減った 23%・仕事がなくなった 8%」 31% 3割強
【収入の変化(2023年5月以降の生活)】
「収入がほとんどなくなった 6%・かなり減った(半分程)12%・少し減った29%」 47% 5割弱
【支出の変化(2023年5月以降の生活)】
支出:「かなり増えた 61%・少し増えた 31%」92% 9割強
【子どもの不安(2023年5月以降の生活) 】
「非常に感じている 13%・ある程度は感じている 47%」60% 6割
【最も必要なこと】
「経済的援助」88.6% 9割弱 「精神的援助」26.0% 「人とのつながり」18.4% 「育児援助」16.7%
【雇用形態】
「非常勤・パート・アルバイト」が47% 「派遣社員・契約社員」が11% 不安定な雇用形態 58%
【健康状態】
あなた「どちらかというと悪い・悪い」40% お子様「どちらかというと悪い・悪い」10%
仕事の状況の変化 その他 自由記述
- 病気治療中のため仕事ができない
- がん治療で仕事に行けなかった
- 精神疾患がある為、休職している
- ヘルニア悪化で仕事もできず 決まりもしない
- 期間満了
- 育休中
- 仕事量は増えるのに会社が社会保険に加入後手取りが減った
- 2023年5月から無職だったが先月から仕事を始めました
- 仕事を変えた
- 期間満了
- 派遣の社員登用が難しくなり転職した
- 年金受給額が減った
- こともの件で休むことが多かった
- 仕事量を減らした
- 店舗が潰れて少し遠い店舗に異動になったが大変になった
2023年5月以降支出の変化 自由記述
- 物価が高い
- 不登校になり、食費がふえる 光熱費も
- 物価高騰で食品までかなり値上がりした為
- 2023年7月に離婚したため比較ができない
2023年5月以降増えた支出 自由記述
- 学校関連の支払い等
- 資格取得の為
- 保険代
- 日用品
- 学費
- 大学生になった子どもへの仕送り、学費、寮費
- 税金
- 国民健康保険料
- 子どものお小遣い
- 事業を始めたのでお金を借りました
- 息子が大学生になりバイトをほとんどしてくれないので金を貸して、貸して、言われて何かしら息子が理由をつけて金をせびる
- ひとり親になったことに対する引越し代
- 子どもの行動範囲、交友関係がひろがったので、出費が嵩みます
- 子どもの成長に合わせ下着を買ったり...成長と共に友達との遊び方が変わったので
- 家族が無職の為
- 部活費用
- 子どものクラブ活動費
- 生活に必要不可欠な日用品や消耗品全般、ヘアカット代も値上げされたので厳しい
- 長男の時は中学生は学ランでしたが、来年度の次男はブレザーに変更、体操服も全て変更の為、全て購入しなければいけないので出費が多くなります
家計の工夫 自由記述
- カップ麺を食べさせるようになった
- これ以上切り詰めようがない
- 特売など安い時に買い物に行くようにしている
- 抑えられるところがなくて困っている
- 収入を増やすしかもう手段が無いので休み無しでバイトや内職をしている
- 物価の値上がりで支出が増えた。削れるところがなくて困っている
- 娯楽や楽しみを削っている
- 遊びに行くのを控えるようにした
- 体調が悪く何もできなかっ
- 自分の欲しい物は買わないようにした
- 実家に間借りすることで家賃と水道光熱費の出費を抑えた
- 保険を解約した
- 保険の見直し
- ポイ活した
- 一食摂らない
- 食事を減らした
- 自分の食事量を減らした
- 親子で住んでいたアパートを引き払い、高校3年間だけでも実家に間借りさせてもらうことにした
- 車がなく子どもと一緒にバスや電車を乗り継いで買い物に行くと交通費がばかにならないのでネットで買えるものはネットで買うようにしてます
- 衣服は知人に頼んでお下がりを貰い、買わない。ガソリン代や電車代が高いので晴れた日は片道10キロ以内なら自転車を使うようにしている
- 節約を一生懸命しているけど、物価高で何でも高い。服をリサイクルや着れないのをもらったりする
- 食、日用品以外の購入をしない
- 仕事を増やした
- 塾を辞めた
- 土日に出かけるのをほとんどやめた
子どもの不安の原因 自由記述
- 家庭の金銭的状況
- お金(生活費、教育費、交際費)
- 人の目や話し声が怖い
- 病気
- adhd特性で何年も前から癇癪が続いている
- 落ち着きがない
- お小遣い
- 家計収入
- 不登校、長期の不登校
- 体調面
- よその家より、お小遣いが少ない
- 生活の変化
- 生活
- 離婚したばかりなので父親との関係性
- 反抗期で何も喋らないから
- 家庭の生活費
- 友達の家庭と比べてお金がない
- お金の不安
- 経済的なこと。父が養育費を払わない為
- 学童保育に同級生が入れなくて1人になった寂しさ
- 体調不良
- 夜尿症
- 健康状態
- 今年から小学生1年生で母子分離がスムーズにいかなかったり、児童クラブに不満や不安があるようです
- 母が仕事たくさん始めたので、また体を壊して入院しないか心配される
- 金銭面。割引品や100円と書かれたものをあったよ!と伝えてくれるようになった。大変申し訳ない気持ちでいっぱいになる
- 母の健康と、高校卒業後の学費や生活費
- お米が高い
- 学童保育に同級生が入れなくて1人になった寂しさ
- 貧乏
- 家族構成
- 私がお金が無くて ママお金無いから と言うので、子供が、何も欲しがらなくなり、ママお金なくなっちゃうから、と気を遣うようになってしまった
- 父親との面会と友人との約束等で休日の過ごし方
- いじめによる不登校
- 母親である私の介護
- 家庭内での介護、看護
- 親の心の不安定
- 母である私が病気療養中で仕事ができず、今後の生活を心配している
- 経済的悪化による不安
- ひとり親家庭になったこと
- 父親がいない事
- ひとり親であること
- 父親がいないことにコンプレックスがある
- 寂しさ
- 不安がっています
- 本人にかかる学費と交通
- 発達障害があり、学校への行き渋り
- 修学旅行には行かないと選択
- 起立性調節障害が良くならなく辛い
- 学校の環境・生活
- 保育園
- 母の仕事に不安
- 母親の病気(精神障害鬱等)
- 自分自身の将来
- 本人が持つ発達障害の特性
- 児童クラブでの人間関係
- 必要なユニフォーム等を購入することに遠慮
最も必要なこと その他 自由記載
- 不登校のため、フリースクール含めて登下校する際の送迎支援と、フリースクールの日の昼食または昼食費の支援。就学援助は『学区の学校』に通っていない子どもには援助がない
- 子供が発達障害のグレーゾーンだが、公的機関は主に中学生までしかみてもらえず、民間の心理相談所は有料なので相談ができない
- 今は通信制高校に行きだしたが…ほぼ勉強してないから…どうやって夢や目標を持って、主体的に学ぼうと思えるのか?そんな場所や先生に会える場所などがあるとよいと思います
- 子どもの大学進学相談
- 知育
- 中学卒業後に進学出来ない子どもへの支援
- 学習支援、夏休み冬休みの昼食支援
- 家事援助
- 食品支援
- ヘルパーさんに家事手伝い
- 娯楽例えば、映画
- 子供の将来について支援してくれる機関
- 子どもの学習塾援助
- 教育費(塾、習い事)
- 食品援助 部費援助
- 防災
- 仕事
- 就職
- 休養
【令和6年度物価高で更に辛い想いをしているひとり親家庭アンケート結果報告】
「江南山 諦導寺様ご寄付」「名古屋グランパス様・バローホールディングス様フードドライブご寄贈」をもとに実施の「スマイルBOX」申し込みひとり親家庭世帯を対象とした調査(786世帯)あとがき
「派遣社員・契約社員や非常勤・パート・アルバイト」の非常勤雇用の割合は6割弱を占め、不安定な雇用形態のひとり親が多いことがわかります。
2023年5月以降の現状を聞くアンケート結果
コロナ感染症は第5類に移行されてから1年5ヶ月を迎えましたが、感染状況は終息せずに、まだまだ本人や家族の感染により仕事を休まざるを得ず、減収になっているひとり親からの相談を受けます。優遇措置が無いのも減収、支出増につながっていることの嘆きも聞きます。(お休み特例や食料品支給等)更に光熱水費や原材料の高騰により、生産調整をしたり、時間外抑制や調整を実施する企業様も多くなり、真っ先に、不安定な雇用形態の者に影響があるようです。「仕事がなくなった・仕事が減った」がコロナ禍よりも減っているとはいえ3割強を占め、「収入がほとんどなくなった・収入がかなり減った(半分ほど)・収入が少し減った」が5割弱を占めるという悲惨な状況となっています。
仕事が減ったり、収入が減ったりの世帯が多く占める中、支出が増えたが9割強ありますので、長引いたコロナ禍と物価高の追い打ちで、困窮度が更に増しているひとり親家庭が多いことが読み取れます。 中でも、多子世帯で、特に困窮度が増していることが分かりました。
また、家計の工夫で「診察を控えた」67世帯8.5%と1割弱ですが、あり、とても心配なことだと感じています。また、自由記述では、食事を1日2回にした。大人の食事の回数を減らした。自分の食事量を減らす。等の回答がとても多くありました。ひとり親世帯の多くが、更に辛い想いをして、我慢を強いられてる現状がありました。塾を辞めた。仕事を増やしたもありました。
子どもの不安「非常に感じている・ある程度は感じている」が6割あった。不安の原因が「勉強」46.4%「進路」36.9%「友人関係」22.1%「家族関係」12.5%
子どもの不安の自由記述では、ひとり親であることや家庭の金銭的状況、お金(生活費・教育費・交際費)、経済的不安もとても多くあった。不登校や家庭内の介護看護(ヤングケアラー)等の記述が多いのも今後の活動の課題となりました。
ワンオペでストレスを抱える状況が多くあるひとり親は、自分のストレスに加えて子どものストレスや不安が多いと推察されます。経済的援助を求める世帯は91.1%ですが、精神的援助を必要としている世帯も23.7%、みえます。また、人とのつながりを必要としている世帯は17.3%、育児援助を必要としている世帯は15.9%みえます。頼る場所や頼る人の存在がとても必要であると感じます。今後益々ひとり親家庭の相談窓口の機能強化と共に、頼る場所、頼る人としての存在の強化を努めていきたいと考えております。
コロナ感染の終息の兆しが見えない状況に加えて、物価高騰の追い打ちは止まる気配を見せません。今後とも愛知県母子寡婦福祉団体としましては、職員一同、学びの機会をなくさないように、就業支援講習会始めセミナー研修会、養育費相談、法律相談、就業支援、就業相談、職業紹介に、「今後の困りごと」に対しても、アンケート結果を踏まえて、寄り添い型支援を強化していきたいと思っております。
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